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【シチズン】シチズン電波時計「Cal.7400」未来技術遺産に登録
シチズンの電波時計「Cal.7400」が、独立行政法人国立科学博物館が認定する2018年度「重要科学技術史資料（愛称：未来技術遺産）」に登録された。
シチズン電波時計「Cal.7400」は、標準電波を受信して時刻を合わせる電波時計で、世界で初めて日本・ドイツ・イギリス3局を切り替え受信する多局受信を実現し、1993年5月に発売された。
当時は受信用アンテナのサイズが大きく、時計上面に配置しないと受信できないなどの制約が開発の壁となったようだが、それを隠すのではなく、むしろ大胆なデザインとして文字盤に配置することで問題を解決した。
電波時計の時刻の元となっている標準電波は、セシウム原子時計という装置が作りだした時間の基準を電波送信したものとなっており、その精度は「10万年に1秒」の誤差しかないと言われている。したがって電波時計の電波受信に影響のない使用環境であれば、時計の時間が狂うという事は皆無と言っても過言ではない。
このような技術を開発し、そして腕時計という小さな機械に乗せて販売できるようにしたのだから、時計業界においてもその功績は非常に大きいものと言えるに違いない。