【ゼニス】Chronomaster El Primero Radarを発売

2019/10/16 ウォッチリリース

ゼニスは、バンフォードウォッチデパートメントと提携し、ゼニスブティックのみで販売される特別エディション、Chronomaster El Primero Radarを発売する。

Chronomaster El Primero Radarは50本限定で、ゼニスのアーカイブピースからのインスピレーションと共に未来への視点が明確に感じられるモデルとなっている。

このモデルは、1916年の懐中時計に用いられていた、鮮やかなレッドのアクセントを配したダイヤルデザインが、Radarシリーズの主なインスピレーションソースとなっている。それでも過去のスタイルをそのままよみがえらせるのではなく、バンフォードはこのデザインをヒントに、Chronomaster El Primeroをレトロ未来派的なデザイン感覚で仕上げるようにしたとのこと。

Radarでは、ゼニスのクロノグラフのシグネチャーを見事な新しい感覚でまとめている。本質的な要素を守りながら、新しいデザインコードを導入し、ステンレススティールのケースはリューズとプッシャーも含め、全体がマット仕上げ。オーバーサイズのカウンターを使ったEl Primeroのトリコンパックスダイヤルの新デザインは、こげ茶のカラーが周辺に向かって次第に濃くなるシェードが新鮮で印象的。これとシャープな対比をさせたホワイトのタキメーター目盛の放射状のデザインは、多くの歴史的なEl Primeroウォッチに見られるものであり、これまで築いてきたものにも敬意を払っている。

クロノグラフの3つのサブダイヤルはそれぞれに違い、ユニークな魅力となっている。左のスモールセコンド表示の同心円のデザインは、ゼニスのヴィンテージウォッチの雰囲気が感じられ、6時位置のクロノグラフ時トータライザーはより伝統的なクロノマスターのデザイン、3時位置の分カウンターは大胆なレッドを使ったRadar らしい感覚、そしてスーパールミノバ仕上げにより暗闇で光る「ナイトビジョン」効果が印象的だ。ジョルジュ・バンフォードは「サブダイヤルの内側の細いラインは星のネガティブを表しています。星が失った何か。星はその中央に鎮座している。私はそこに強いインスピレーションを感じます」と語っている。またそれは同時にこのサブダイヤルがゼニスの星を示唆している。