セイコークロノグラフ「6138-8021」を購入しました。
セイコーの6138シリーズは、セイコーが1969年に開発した世界初の自動巻きクロノグラフCal.6139に、30分と12時間の積算計を加えたCal.6138を搭載し、人気を博したモデルです。
ホワイト(厳密にはシルバー)の文字盤に黒の2カウンタークロノグラフが目のように見えるため、通称「パンダ」とも呼ばれてます。
年代物の時計なので、ところどころ劣化が見られますが状態はそれ程悪くなく、文字盤には縦にヘアラインの模様が見られることからオリジナルかと思います。
針はペンシルハンド、白黒のコントラストで視認性は申し分なく、秒針の先端が赤くなっているのもワンポイントでいいですね。
裏ブタのシリアルナンバーから、78年製のようです。
6138-8021は、同系統の8020と比べてケースのサイズが若干大きいようなのですが、比較する相手がおらずよく分かりません・・・
まあ、ネットの画像などを見る限りその他の違いはなさそうなので、ほぼ同じモデルなのかと思います。
クロノグラフは近年3つ目が主流で、ここ1,2年は横並びの2つ目がデザインのトレンドになっているように感じるので、縦目の2カウンターモデルはあまり多くはないかと思います。こういうデザイン的にも他とはちょっと違う個性を出せるのはいいですね。
70年代のモデルながら、廃れることのないデザインで主張しすぎないためビジネスシーンでの使い勝手が良さそうです。それほど厚いわけでもないので、シャツの袖口でも邪魔はしません。
精度も普段使い用としては十分出ているので、大事にメンテナンスをしながら状態を維持して長く使えるようにしていきたいですね。